福祉施設に勤務して・・・

昨日(9月13日)施設と地域の皆さんの敬老会でした。
私はというと・・・
施設の端っこの方で、小さな小さなお部屋の少人数の皆さんの為の、お煮しめとお吸い物、おやつと夕ご飯の作成係です。
厨房という場所から職員やお年寄りの皆さんの様子を見ておりました。
東高(旧大農)太鼓を一心不乱に頑張る者、お年寄りの入浴に走り回る者、たわいもない会話に話を弾ませながら見守りをしている者。

これはある日の休憩室でのオバチャンとの会話
オバチャン:『あなたはここに何年いるの?もう選挙はやめたの?』
ヤ:『ん~俺やりたいことがあるんですよ。大船渡の人たちがもっと広い視野で世界を見て、考えて仕事をすれば、もっと多くの人たちが幸せに生活できる街になれるんですよ。』
オバチャン:『私達にはそんなエネルギーないしね。日々の暮らしを淡々とこなしてゆくだけよ。』

ヤ:『だって、お子さんやお孫さんと一緒に生活してみたいと思いませんか?家庭や家族が一緒に暮らしてゆけるような、知恵を出して仕事すれば不可能なことではないですよ。ベートーベンやホーキングだって、田中将大黒田博樹だって、ガロアやプランクだって、この世にあるものは全て原子や電子やエネルギーで出来ているんだから、近づこうとさえ思えば似たような所に行きつきますよ。』

オバチャン:『ベートーベンなんて小学校以来聞いた(笑)』
二人で大笑いしましたねホントウに。

 

ある若い男の子は「俺街コンにいかないと、忙しくて忙しくて結婚できないんじゃないかと・・・やっと彼女できたんですぅ。」

目の前の幸せ、目の前の仕事。それに一所懸命、当たり前の毎日ですね。本当に勉強することが多いです。自分の足らない部分をかなり実感する毎日です。

 ちなみに、最初にかいたお煮しめですが、お年寄りの皆さんにお出ししたら食器が空で帰って来ました。肉はあんまり食べないからと言われましたが・・・豚肉の生姜煮を出したら全部ケロッと食べて、一所懸命作った和風コールスローが沢山余りました(笑)