やすしの主張-「安価な電気を選択でるよう、高効率の中型火力発電所の建設と工場の集積を!!」
安価な電気を選択でるよう、高効率の中型火力発電所の建設と工場の集積を!!
1 中長期的にはメタンハイドレードが国産エネルギーに育つまで
2 〃 安価な大規模容量蓄電池が開発され、再可エネが世に通用するまで
『国内における電力の需要が大きく減少しない限り、電気は必要な分だけ作らなければならない。大規模電気事業者であっても工場の自家発電にしても。』
地球温暖化の防止の為にはCo2の排出のない原子力発電所や再生可能エネルギーを利用した発電が重要となるが、福島第一原発の事故以来、原子力発電所の再稼働には相当の時間がかかります。皆さんご承知の通り、原子力発電には使用済み核燃料の処分の問題が横たわっております。また再生可能エネルギーが現実的に世に出てゆく為には、大規模容量の蓄電池が必要となります。しかしその大規模容量の蓄電池は非常に高く(昨年から始まっている北海道電力管内でのレドックスフロー電池の実験は6万kwhで事業費ベース200億円、東北電力管内では、リチウムイオン電池2万kwhで事業費ベース100億円)。まだまだ技術的な革新あるいは発明が必要です。
さらに化石燃料の内、LNGは国際的に日本が足元を見られている為、輸入価格が非常に高い。
そのような中で私たちの家庭で使う電気代は高くなってきているし、工場向けの電気もどんどん高くなり、冷蔵庫などの多い大船渡市ではこのままでは徐々に産業が無くなってゆくことになります。
以上のことを“現状で打開”してゆくには、従来の古い石炭火力発電所よりも熱から電気への変換効率が高く(Co2を以前よりも大きく排出せず)、温排水も海に流す必要もない、安価な電気を供給できる高効率の石炭ガス化複合発電所を国内適地に建設して、古い効率の悪い火力発電を廃棄してゆく。さらに火力発電所の周辺に工場を集積させてできるだけ自家発電による工場操業を抑えてゆく。そのことによって国内Co2の発生を極力抑える。
またそうすることによって、安い電気を呼び水に工場誘致が可能になる上、一般の家庭の皆さんにも選択肢が増え、自分たちが使う電気を選択することができます。
< 石炭ガス化複合発電 (IGCC) >
11.2万kwh級の石炭ガス化複合発電所(バイオマスの混焼可能)
1 煙突の煙は皆さんの乗る車の排ガスより綺麗。
2 温排水は海に一滴も流さない。
3 熱から電気への変換効率が良く(43%)、従来の火力発電所(30%前後)よりCo2の発生減。
(国内にある古い火力発電所を新しくすることでCo2を削減できる。)
4 電気を安く供給できるので、冷蔵庫を持つ企業や事業所にとって選択肢が増える。
5 個人のご家庭でも電気を選べる。選択肢が増える。
(中長期的には)
6 太陽や風力による発電はCo2を減らせない。
安価な大型蓄電池が開発されるのを待つしかない。